うつ病の症状がかなり緩和する」と伝えているのは,
ロンドンのインディペンデント紙。
「コメディアンによる治療用テープを
毎日30分間聞くように指示された患者の中には
病気が治った人もおり,それ以外の人も
症状の程度が半減した」。
米国で行なわれた100件余りの研究は,
ユーモアによる笑いに効用があることを示している。
うつ病の人だけでなく,アレルギーや高血圧の人,
免疫系の弱っている人,またがんや関節リウマチの人にも,効果が出ている。
昔から笑いは健康によいとされてきたが,
どうしてなのかははっきりしていない。
しかし,心理療法士のエド・ダンクルブラウ博士は,注意すべき点も挙げている。
それは,こきおろすような皮肉たっぷりのユーモアは避けること,
そしてふざけすぎないようにすることである。
そうしないと,患者は自分の問題を真剣に受け止めてもらっていないと感じることがある。
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